卸業者はどのようにして選べばいいの?
自分のお店を持つことの一番のハードルは資金面でしたが、私の料理のファンで常連になってくれると約束してくれている大きな会社の社長さんが、融資を受けられる銀行を紹介してくれて、そこから運転資金も含めた十分な額のお金を借りられることになり、今勝負するしかないと思いました。
銀行に提出した事業計画書にもその社長さんが来店して使ってくれる金額が計上されていて、そこには社長さんの会社や取引先でも定期的にお店を利用してくれることを記載できたことが、多額の融資を受けられることになった大きな要因です。
その他にも見込み客は複数いて、オープン前からある程度の売上は確保できているのですが、それだけではお店の経営体制を盤石なものにすることはできないと思っていて、集客と併せていかに利益を出せるかが大事だと考えています。
利益を出すには仕入れが大事なわけですが、大切な食材を仕入れる卸業者はどのようにして選べばいいかアドバイスいただけるとありがたいです。
価格の他にも品質や供給量などいろいろなポイントがあります
中には最初だけ品質の良い食材を提供して、その後品質が落ちていくということもあるので、安定してクオリティの高い食材を届けてもらえることを確認することが重要です。
品質を確かめるには、直接仕入先を訪れて自分の目で在庫を確認しましょう。多少の手間はかかりますが、これを継続的に行えば、安定して高品質の食材を確保できることになります。
長く取引する卸業者を選ぶときには、供給量が安定しているかも大切なポイントです。価格が適切で品質も良くても、供給量が安定していなければお店が繁盛した際に致命的なダメージを負ってしまうことにもなりかねません。
仕入れる食材が豊富で、柔軟に対応してもらえるかどうかも、取引する卸売り業者を決めるポイントです。
特定の食材を少ない量でも提供してもらえれば、安心して取引できます。特定の食材が欲しいのに、セット購入しか認めていない業者も少なくありません。